• 80年代アイドルを紹介しています。

中山忍

本名:中山忍
1973年1月18日生まれ
東京都小金井市出身 B型
デビュー曲:「小さな決心」
(1988年11月2日)
事務所:リープアップ
レコード会社:ソニー
キャッチフレーズ:15歳、ためらい、小さな決心

実姉は中山美穂。すでにトップアイドルとして活躍していた美穂を家族と共に成田空港へ見送りに来ていた時に、美穂の事務所スタッフの目にとまり、スカウトをされる。

「20歳までやってみて、芽が出なかったら辞めたらいい」との母の言葉に背中を押され、芸能界入りを決めたという。

中山美穂…85年に主演ドラマ「毎度おさわがせします」で女優デビューし、主題歌「C」を歌い、「日本レコード大賞」最優秀新人賞を獲得。以降、トップアイドル街道驀進。この頃は南野陽子、浅香唯、工藤静香とともに”アイドル四天王”と言われていた。88年はリリースした楽曲全て(「You’re My Only Shinin’ Star」、「人魚姫mermaid」、「Witches」)でオリコン1位を獲得。「FNS歌謡祭」グランプリ受賞、「紅白歌合戦」に初出場となる。

当然のごとくデビュー時には、”中山美穂の妹”という謳い文句がついてでのデビューであった。

88年に、まずドラマ「オトコだろッ!」で女優としてデビューした後に、「小さな決心」で歌手活動もスタートする。甘えたような声で、はっきりしない発声、たどたどしく一生懸命に唄う…一言で表現するなら、”ヘタクソ”である。いい表現をするなら、ふわふわとした優しい雰囲気で中毒性の高い歌声と言おうか…。

アニメ「名門!第三野球部」のエンディングテーマとして起用され、TOP10近くまで上昇し、恵まれた船出を切った。

「小さな決心」(88/オリコン最高18位・3.0万枚)…美人の姉、それに比べると親しみやすさがウリの妹といったところだろうか、姉が正統派なら、妹は素人系。“歌がヘタ”というのが+に作用することもあるアイドルという仕事ですが、忍チャンの場合は、破壊力がありすぎるといいましょうか…(滝汗)

「涙、止まれ!」、「負けないで、勇気」、「夏に恋するAWATENBO」もTOP10近くまで上昇し、本格ブレイクを待つ状態であった。

「涙、止まれ!」(89/オリコン最高12位・4.1万枚)…人気番組「夜のヒットスタジオ」に登場。緊張で歌前トークでは、ほとんど頷くだけ。歌唱時、泳ぐ目線、瞬きも多く…レコードでもウ~ン?と唸ってしまうような歌唱であるので、生歌ならば、なおさら…。歌はやはり乗り気ではなかったそうな……だよネ。

そんななか、三田寛子の「駈けてきた処女」をカバーし、リリースする。当時カバーブームであり、薬師丸ひろ子が「時代」、斉藤由貴が「夢の中へ」をヒットさせており、彼女もその方法でヒットを狙ったものの、芳しい結果は出せなかった。

三田寛子「駈けてきた処女」(82/オリコン最高21位・8.6万枚)…梨園の妻をしながら、情報番組のコメンテーターやバラエティ番組などに登場する寛子サンのデビュー曲。阿木曜子&井上陽水による春の名曲をカバーし、冬にリリース…。忍チャンのは、オリコン最高24位・1.5万枚となりました。

89年末には、河田純子、田山真美子との期間限定ユニット楽天使で「天使たちのシンフォニー」をリリース。(90年末には、上記のメンバーに宍戸留美とLip’sを加えた期間限定ユニット七つ星「リボン結びのWAKUWAKU」をリリースしている)

楽天使「天使たちのシンフォニー」(89/オリコン最高32位・2.3万枚)…同じレコード会社の同期アイドルである河田純子チャン、田山真美子チャンとのクリスマス特別ユニット。3人とも歌が上手とは言えないのですが、忍チャンが群を抜いています…。

七つ星「リボン結びのWAKUWAKU」(90/オリコン最高38位・1.3万枚)…楽天使と同様に、クリスマス特別ユニット。TVやラジオの出演はなかった。NHK「みんなのうた」で放送された。

デビュー翌年は、趣を変えてアーティストからの提供作品をリリース。奥田民男から「光のオペラ」、フェアチャイルドから「箱入り娘の嘆き」、ピチカートファイブから「ロマンティック」などの作品をリリースするものの、ヒットに至らなかった。

「光のオペラ」(90/オリコン最高24位・2.0万枚)…♪なんだか宇宙を見たような~の部分がこの楽曲の肝デス(笑)彼女の曲はどれも中毒性が高くなるのだが、この曲は別格デス。大きな振り付け、必死に踊る忍ちゃん。1年目のおっとりお嬢さん路線を吹き飛ばすかのような気合を感じます。なんてったって作詞:巻上公一、作曲:奥田民生ですからね。

デビュー時より順調だった姉と対照的に苦戦を強いられていた。

雑誌などで大きく取り上げられるものの、必ず”中山美穂の妹”と言われることから、「だから仕事があるのでは?」と悩んでおり、「妹と言われることも嫌だった」という。

そのような中、バラエティー番組に出た際に、美穂のものまねを要求されたたことにより、アイドル歌手を止め、女優として経験を積み重ねていくと決意し、歌手活動も休止することとなる。

約2年の活動でシングル8枚を残した。

「箱入り娘の嘆き」(90/オリコン最高53位・1.4万枚)…作詞・YOU、作・編曲は戸田誠司。フェアチャイルドのメンバーによる楽曲。
「ロマンティック」(90/オリコン最高61位・0.7万枚)…作曲:高浪慶太郎、編曲:小西康陽のピチカートファイヴのメンバーによるもの。
ものまねの件は91年のことと思われるが、時代はアイドル冬の時代であり、もう新曲のリリースもなかった頃だったから、丁度、潮時だったのかも…。アイドル冬の時代は短期間でリタイアしたアイドルも多く、ヒット曲はないものの彼女は健闘したといえよう。同期には、田村英里子島崎和歌子星野由妃細川直美川越美和、深津絵里などがいた。

その後、主演クラスから、ゲスト出演に至るまで、ドラマ、映画、舞台、Vシネマなどさまざまな分野で女優として活動し、実績を積んでいく。

そんな活動の努力も実り、95年に出演した「ガメラ 大怪獣空中決戦」では鳥類学者のヒロインを演じ、高い評価を得て、各映画祭で助演女優賞を受賞。「ヨコハマ映画祭」、「ブルーリボン賞」では姉の中山美穂が「Love Letter」で主演女優賞を受賞しており、史上初の姉妹同時受賞となった。

「ガメラ 大怪獣空中決戦」(95)…動植物園に勤務する鳥類学者を演じ、「日本アカデミー賞」、「ヨコハマ映画祭」、「ブルーリボン賞」で助演女優賞を獲得。
「彼女たちの時代」(99)…主演の深津絵里、水野美紀と26歳の女性を熱演。3人の友情と恋を軸に、悩み、葛藤し、未来に向かって歩いていく人々の姿を描いた作品。視聴率は振るわなかったが、各テレビ情報誌のドラマに関する賞では優秀作品として選ばれている。

●CM

ブルボン「チーズおかき」(92)…和服でしっとりとキメる忍チャン。花王「クリアクリーン」(99)…爽やかな忍チャンのピッタリの歯磨きのCMデス。そのほか、日清食品、大正製薬、小林製薬などのCMに登場しております。

女優としては、とりわけ2時間ドラマへの出演が多く、名取裕子や片平なぎさのポジションの女優として目され、”2時間ドラマの新女王”という肩書きも得た。

●2時間サスペンスドラマシリーズ レギュラー

「万引きGメン・二階堂雪」
「刑事吉永誠一 涙の事件簿」
「美人三姉妹の推理旅行」

「万引きGメン・二階堂雪」…主人公の雪の娘役・千秋。結婚後は夫の仕事の都合でニューヨークへ。「刑事吉永誠一 涙の事件簿」…主人公の誠一(船越英一郎)の妻・照子。夫の仕事に理解を示しており、捜査にも協力的。
”コレ”という決定打はありませんが、アイドルから女優へ転向した中では、かなり順調に活動している方だと思う。

しかし、2005年9月に日本テレビ「火曜サスペンス劇場」が終了し、その後、各局の2時間ドラマ専用枠が終了し始める。2017年4月にテレビ朝日「土曜ワイド劇場」が、2019年3月に「月曜名作劇場」が終了し、地上波での2時間ドラマ専用枠が消滅してしまった。

最近では、女優業に加え、ナレーションの仕事に挑戦したり、バラエティ番組でもよく見かけるようになって来た。

アイドル時代に意識していた姉・美穂との写真もインスタグラムに投稿している。

2018年11月にデビュー30週年を迎え、ブログで心境を語っている。

●書籍・CD・DVDなど———————————————————


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