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中村由真

本名:中村由真
1970年2月16日生まれ
東京都千代田区出身
B型
デビュー曲:「ジレンマ」(1987年1月1日)
事務所:IVS音楽出版
レコード会社:フォーライフ

85年に「第10回ホリプロタレントスカウトキャラバン」でグランプリ候補として、最終選考まで残ったものの、山瀬まみに敗れる。86年に漫画雑誌主催の「週刊ヤングジャンプサマークィーンコンテスト」でグランプリを受賞し、芸能界入りを果たした。秋より放送開始のドラマ「スケバン刑事III 少女忍法帖伝奇」の風間由真役に大抜擢される。

1作目「スケバン刑事」では斉藤由貴、2作目「スケバン刑事Ⅱ少女鉄仮面伝説」では南野陽子、吉沢秋絵、相楽ハル子をトップアイドルへ押し上げており、注目度大の状態での華々しい船出となった。

●ドラマ「スケバン刑事III 少女忍法帖伝奇」の風間由真役に大抜擢

「スケバン刑事III 少女忍法帖伝奇」(89~87)180年に一度現れる陰星と共に現れた忍者集団「陰」と戦うことを宿命付けられた、風魔忍者の末裔の物語。主人公は前作の三人組を発展させて三姉妹とし、ホームドラマ要素も加わっている。三姉妹は、「風間三姉妹」といい、長女:風間結花(大西結花)、次女:風間由真(中村由真)、三女:風間唯(浅香唯)。名前が”ゆ”からはじまり、なんとも語呂が良い!

可愛らしいアイドルが多いなか、長身で整った顔立ちの彼女は、スケバンのイメージにしっくり馴染んだ。その上、鼻っ柱の強い次女の”リリアンの由真”役は、まさにハマリ役であった。

人気シリーズの出演ということで、たちまち大型新人として、注目を集め、由真という珍しい名前も話題となった。名前の由来は、聖書からとのこと。 (多分「真理はあなたたちを自由にする」からであろう)

風間由真…星流学園の総番。強気で意地っ張りな性格で、唯とは良くも悪くも喧嘩仲間。姉である結花には頭があがらず、甘えん坊な一面も見せる。武器はリリアン…普通に遊んでたってすぐに壊れちゃうのに攻撃できるの?…と誰しもが突っ込みを入れていました。本人もプロデューサーに「リリアンはイヤッ!頼むから変えてください!」と直談判したという。気持ちは分かりますが(汗)…しかし、よっぽどイヤだったのね(笑)

87年1月、ドラマの挿入歌「ジレンマ」で歌手デビューとなる。ドラマの世界を踏まえたハードな曲調。
人気ドラマシリーズの影響力は凄まじく、チャートを上昇し、注目の新人として、人気番組「ザ・ベストテン」の”今週のスポットライト”に出演することとなった。

●ドラマ「スケバン刑事III 少女忍法帖伝奇」の挿入歌で歌手デビュー

「ジレンマ」(オリコン最高15位・7.2万枚)…エレキがギャンギャンと鳴る何やら始まりそうなイントロ。‘ジレンマ’を表現した?中低音の歌声でハードな世界を表現。♪あ~もぉヤダ!!♪で締めるところがステキ。バラエティ番組では、よくヤダ~という本音を漏らすことがありましたネ、由真サン。ツッパリソングがよくお似合い。デビュー前派からタバコをスパスパのヤンキーだったと噂がありましたが…真相は?

2nd「シビアー」、3rd「パニックI’m in panic~」もドラマ挿入歌に起用されることとなる。ドラマで毎週聴いていたのだが、撮影が忙しかったのか、音楽番組で姿を見る機会は少なかった。しかし、デビュー曲同様オリコンチャートのTOP10目前まで上昇するぷちヒットとなった。

「シビアー」(オリコン最高17位・3.3万枚)、「パニック~I’m in panic~」(オリコン最高12位・4.6万枚)はカタカナ3部作という感じで良かったのですが、全て作家陣が石川あゆ子・小田裕一郎のコンビで似たような作風…統一感はあるけど…もう少し新鮮味が欲しかったかナ。ドラマの作品イメージに合わせた疾走感溢れるメロディー、歌詞となっている。スケバン出演中に髪もロングとなり、ドンドン垢抜けて行きました。オンナのコは見られると磨かれるの?

ドラマ放送後期には「スケバン刑事フェスティバル」を開催、また、劇中のそのままの”風間三姉妹”名義で、レコード会社の枠を飛び越えて「Remember」をリリースし、オリコンチャート1位を獲得。人気ランキング番組「ザ・ベストテン」、「歌のトップテン」などに登場となった。しかし、これは風間三姉妹としてのヒットであり、中村由真としてのヒット曲にはまだ出逢うことが出来ずにいた。

「スケバン刑事フェスティバル」…セーラー服でのアクション&個々の楽曲の歌唱。3人の中ではいちばん号泣していたのは、意外にも由真サンでした。♪泣いてるところは はだかより 見られたくない わからないの?(「ジレンマ」)と歌っておりましが(笑)雑誌等のインタビュー等では嫌いな異性のタイプを延々と挙げ「でもファンは別」と微妙なフォロー(笑)…自由人で飾らずブリッ子が苦手なとこが魅力でした。

●風間三姉妹「Remember」をリリースし、オリコン1位獲得

「Remember」(オリコン最高1位・15.3万枚)…浅香唯=マイカルハミングバード、大西結花=ポリスター、中村由真=フォーライフと、3人の所属レコード会社がバラバラだったが、それを乗り越えてのリリース。聴きドコロは、歌声がドラマのキャラクターとは違うトコロ。安定感があり力強い唯チャン、ブリッコ風歌唱の由真サン、そして、結花ねぇチャンの喘ぎ声のような艶やかな歌声(!?)にビックリ。パート2はなんで、3人でリリースしなかったのかしら?相楽さんに「あんたたちトコは仲良かったらしいね。」と言われたとか?真実ならば…ということは…(汗)

最高視聴率は21.3%で、シリーズ3作品中で、最も高い数字を記録(80年代フジテレビのドラマ中でも、第8位となる)、87年秋に終了となる。この人気で、映画も作られ、88年2月に映画「スケバン刑事 風間三姉妹の逆襲」に出演。また、同時期にドラマをモチーフとしたファミコンソフト「スケバン刑事Ⅲ」も発売された。

「君の夢に飛びたい」(88/オリコン最高47位・1.2枚)…映画「スケバン刑事 風間三姉妹の逆襲」挿入歌。ポップな売れ線の楽曲だったので、アルバムからのカットではなく、先行で発売すべきだったように思いマス。カット元のアルバム「Eighteen」(オリコン最高位6位・4.1万枚)はシングル・アルバムを通して自身の持つ最高順位となった。

スケバン3部作から離れると、林哲司、崎谷健次郎、岸正之などの作家陣を起用し、イメージチェンジを図る。どれも良質な作品であったものの、最初の3部作&リリアンの由真としてのイメージが強すぎた感があり、中村由真の世界を構築するのに試行錯誤。

●イメージチェンジ

「水に落ちたヴァイオレット」(87/オリコン最高位13位・4.2万枚)、「One Summer Lonely」(88/オリコン最高位22位・2.0万枚)、「SWEET DESTINY」(88/オリコン最高位17位・2.1万枚)。どの楽曲もさりげなくオシャレ路線で、化粧品のCMソングによさそうな高品質。作品の世界に合わせて、柔らかい声で歌唱。コンスタントにに20位台前後で推移、いまひとつハジケきらないのが、モドカシイ。

89年に、レコード会社を移籍し、大人気アニメ「美味しんぼ」主題歌「Dang Dang気になる」をリリース。しかし、彼女の人気や楽曲のヒットへとは結びつかず本格ブレイクへ足踏みが続く。

翌年には、収録楽曲の半分を自ら作詞・作曲したセルフプロデュースアルバムを発表し、新展開を見せてくれると思いきや、この年でリリースは途絶え、歌手としての活動は事実上終了となる。

●大人気アニメ「美味しんぼ」主題歌をリリース

「Dang Dang気になる」(オリコン最高17位・2.6万枚)…アニメ「美味しんぼ」主題歌。サビが憶えやすくって曲を聴けば、あぁ、と思う人も多いことでしょう。売上げ的には地味ですが、アニメ関連をやるとカラオケやコンピに入るから、世代を越えて、長く愛されるという利点がありますネ。2017年アナログで再発売。

彼女の歌手活動で、特筆すべきはシングルではオリコンでベストテン入りした記録はないが、アルバムでは、複数枚で果たしている。アイドルとしては珍しくアルバムの方が好成績で、そういった流れを上手く活用出来たら活躍できたかもしれない。少し途半端というか、煮えきれずに歌手を終え、女優の道を歩むこととなる。

98年には、男闘呼組で俳優の前田耕陽と結婚。女優として活動しながら、彼とともにバンドを結成し、全国でライブを開催し、音楽活動を再開。一時芸名を「中村ゆま」と表記していた時期もある。

そんななか、01年、結婚後にもかかわらずヘアヌード写真集を発売。また、02年には、昼ドラ「幼稚園ゲーム2〜社宅篇〜」主演などのニュースはあるものの、「スケバン刑事」以上にインパクトを残せる作品には巡り会えずにいた。

●ヘアヌード写真集発表

写真集「L.A.X.」(01)…ヘアヌード写真集。アイドル時代は水着の仕事もしなかった由真サンが…。
♪泣いてるところは はだかより 見られたくない わからないの?
だから、見られても良いのか?
帯にはやはり”スケバン刑事”の文字が。

03年に離婚となる。その後も以前と変わらず女優、タレントとして活動していたが、05年にはロサンゼルスへ留学し、仕事の時には帰国するというスタイルをとっていた。

そんななか、翌年には、ロサンゼルスで出逢った16歳年上の弁護士と交際4ヶ月で、できちゃった結婚となる。

15年には、風間三姉妹が復活し、「唯・結花・由真 三姉妹コンサート~Remember 2015~」を行い、話題となった。このコンサートの開催にあたり、3人で各メディアに登場した。

3人が芸能活動約30周年(浅香が30周年、大西が31周年、中村が29周年)を迎えることになり、子育てなど様々な諸条件がクリアとなりコンサートが実現することになったという。コンサートでは、セーラー服姿も披露となった。写真はCD「スケバン刑事III『風間三姉妹』ザ・ベスト -Re Member-」(15)

ロサンゼルスに在住しているため、日本での芸能活動は行っていないが、ブログで近況を知ることが出来る。

●書籍・CD・DVDなど———————————————————


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