• 80年代アイドルを紹介しています。

伊藤智恵理

本名:伊藤智恵理
1971年4月1日 生まれ
東京世田谷区出身 A型
デビュー曲:「パラダイス・ウォーカー」(1987年6月11日)
事務所:オフィスジュニア
レコード会社:ソニー
キャッチフレーズ:チエリ・ブロッサム

1987年、国生さゆり主演のドラマ「キスより簡単」にて、アイドルタレント”泉りいこ”役で本格的にデビューとなる。さらに、番組内で歌っていた「パラダイス・ウォーカー」で歌手としてもスタートを切り、デビューに当たって大々的にプロモーションが展開された。

モデルのような端正な顔立ち、スレンダーな体。その体から発せられる響く歌声に抑揚の効いた表現。実力派アイドルの登場!として歌謡曲ファンに注目された。また、”智恵理”という珍しい名前にも注目が集まり、由来を聞かれることも多かった。「4月生まれのため、桜(チェリー)から取り、祖父が名付けた」ということであった。

「パラダイス・ウォーカー」(87/オリコン最高23位・4.5万枚)…細い手足、まるでモデルのようなスレンダーな体から放たれるパワフルな歌声とパフォーマンス!オンナ版吉川晃司?ステージで跳ねていました。楽曲だって♪透明な羽根つけて風に乗る~ような爽快感抜群のアイドルポップス。「サ」行の発音が若干巻き舌気味(?)で「シ」が「スゥィ」って感じ。それでも、心地よく響く声でゴザイマシタ。

続く「トキメキがいたくて」はアップテンポのデビュー曲から一転し、ミディアムテンポのバラード。ドラマの主題歌に起用され、この曲で新人賞に参戦。中心メンバーは酒井法子立花理佐BaBe畠田理恵仁藤優子、坂本冬美などで、彼女は第2グループ。また、耳にする機会や歌う姿を見る機会はあるものの、「ミュージックステーション」や「夜のヒットスタジオ」等の人気音楽番組への出演は見られなかった。

「トキメキがいたくて」(87/オリコン最高25位・3.5万枚)…夏休みの昼ドラ「母さんと呼びたい」主題歌。新人賞レースの参加曲。イントロの泣くようなサックスが失恋ソングの切なさに輪をかけます。涙になりそうな寸前で抑えた歌声で控えめな女のコを表現しています。16才ながら器用な歌唱センスで、このうえないトキメキを与えてくれました!

3rd「雨に消えたあいつ」、アルバム「HELLO」と高品質の楽曲を立て続けにリリースするもののいずれもヒットと呼べるまでには至らなかった。

「雨に消えたあいつ」(87/オリコン最高位22位・2.0万枚)…グッと来るドラマチックな歌詞とエレキギターが素敵!そこにチエリちゃんの伸びやかで丁寧な歌唱がのっかります。レコードジャケットもお洒落で、超強力推薦盤デス!
♪信じられない 何も心は 感じない… 
♪胸に秘めた恋は 最後に 白い息に変わる… 
失恋の衝撃と12月の空気感を上手く表した歌詞だと思います。

「HELLO」…歌謡曲愛好家のなかで名盤と誉れ高い1stアルバム(唯一のアルバム)。それ故に2009年に復刻されている。渇きと潤いが絶妙で線の太い声質、メリハリのある歌唱センスをバッチリ堪能できマス!収録作の全作詞を戸沢暢美が担当。戸沢はこの年、南野陽子に「話しかけたかった」(オリコン最高1位・23.3万枚)を提供している。

そんななか、ぜひとも”モノにしたい!”であろうチャンスが訪れた。ハウス食品「フルーツINゼリー」のCMキャラクターに起用され、5th「夢かもしれない」がCMソングとして流れるという状況。

しかし、彼女の人気や楽曲のヒットへとは結びつかずブレイクへ足踏みが続くこととなった。(翌年も出演、「Kissでささやいて…」がCMソングとして起用された)。

俳優業も意欲的に取り組んでおり、ドラマ「おヒマなら来てよネ!」、「あそびにおいでョ!」、映画「どっちにするの」、「公園通りの猫たち 」などに出演するなど、歌手以外にも露出があるものの、人気や一般的な知名度獲得には繋がらないモドカシイ状態であった。

●ハウス食品「フルーツINゼリー」のCMに登場

「夢かもしれない」(88/オリコン最高48位・1.0万枚)…ハウス食品「フルーツINゼリー」のCMソング。伊藤智恵理の代表曲。ヒットはしなかったものの♪夢かもしれないけど 信じたい出来事…とアイドルポップスの王道的なキャッチーな楽曲で覚えている人は多いのでは?記録でなく記憶に残る作品。衣装もピンクでアイドル感バリバリです!

90年に7th「天気になれ」をリリース後は、タレント活動が中心となる。「志村けんのだいじょうぶだぁ」のレギュラー出演、「オールナイトフジ」、「ミックスパイください」などの情報番組の司会・アシスタントなどバラエティーアイドル的な活動を行っていた。
92年には写真集「サンパギータ」も発表し、活躍の幅を広げていくものと思われたが、いつしかブラウン管から姿を消してしまった。

「ココナッツの片想い」(88/オリコン最高59位・0.9万枚)…中原めいこのカバー。カバーブームで薬師丸ひろ子「時代」(88)、森高千里「17才」(89)、斉藤由貴「夢の中へ」(89)がヒット。田中美奈子が「涙の太陽」(89)でデビュー、注目された。
「Kissでささやいて…」(89/オリコン最高位73位・0.5万枚)…前年に続きCMに登場。CMソングに起用された。チェリー味が新発売されたので、♪素敵!Cherry Cherry Kiss…と歌っておりました。
「天気になれ」(90/オリコン100位圏外)…ソバージュにボディコン。バブルの香りが漂っています。夜のディスコにはこんな女性が大勢いた時代。ロックっぽい曲調を熱唱し、ぷちイメージチェンジ?

抜群の歌唱力で、アップテンポな曲、バリバリのアイドルポップス、そしてバラードからロックまで、どんなジャンルの曲でもソツなく歌いこなし、「アイドル」という枠では収まりきれず、ヴォーカリストという印象であった。が、彼女の実力が上手く行かせる場所は残念ながら無かった。しかし、アイドル史的には、80年代屈指の実力派アイドルとして確かな足跡を残した。

96年、“Chieri”として復活し、THE RHYTHM KINGSのヴォーカルとして、またソロとしても歌手活動を再開。ソロとしては、シングル5曲とアルバム1枚を発表。

●“Chieri”と改名し、再スタート

「SKY SONGS」(98)…Chieriとして発表した唯一のアルバム。当時、流行の渋谷系の楽曲(?)に合わせアイドル時代とは歌唱法を変えた様子。個人的には、あの頃の熱く伸びやかな歌声が聴きたかったのだが…。Chieriとしては、99年までに活動していた模様。

その後も、03年にはアイドル時代のベスト盤「アイドル・ミラクル・バイブル 伊藤智恵理」の発売記念イベントで歌ったり、デビュー20周年記念ライブを行うなど、地道に活動を続けていた。

15年に雑誌「美ST」のイベント「第6回国民的美魔女コンテスト」で応募総数1600名の中から、18人のファイナリストに選ばれことにより、テレビ番組「爆報フライデー」やネット上で多く取り上げられた。現在はTEAM美魔女のメンバーとして、活動中である。

●書籍・CD・DVDなど———————————————————


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