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畠田理恵

 本名:畠田理恵(「恵」の右上に「`」をつけるのが本来の表記)
1970年11月10日生まれ
A型
大阪府堺市出身
デビュー曲:「ここだけの話 〜オフレコ〜」
(1987年3月3日)
事務所:ビッグアップル
レコード会社:ワーナーパイオニア

1985年に「’86ミスヘアコロン・イメージガール・コンテスト」に応募しMomoco賞を受賞。その翌年、「第2回ミスモモコクラブ」でグランプリを獲得し、大手芸能事務所にスカウトされる。

高校を中退して上京。雑誌「Momoco」のグラビアや、TBSのテレビ番組「モモコクラブ」にレギュラー出演し、芸能活動をスタートさせた。

「モモコクラブ」…雑誌「Momoco」の特別コーナー「モモコクラブ」を発端とする番組。これを機にデビューしたアイドルは、西村知美杉浦幸島田奈美酒井法子伊藤美紀、秋山絵美、白田あゆみ、円谷優子、姫乃樹リカなど。デビュー前から、キラキラ美少女ぶりを発散してる理恵チャン。

87年3月に「ここだけの話 〜オフレコ〜」でアイドル歌手としてスタートを切る。人形のようなベビーフェイス美少女の割に大人びた歌声、初期の中森明菜を髣髴させるような際どい歌詞の楽曲でデビューし、話題となった。

アイドル冬の時代の足音が聴こえて来るような時代であったが、ベストテン近くまで上昇し、絶好調なる滑り出しを見せた。

●歌手デビュー

「ここだけの話~オフレコ~」(87/オリコン最高位13位、売上7.9万枚)…「ザ・ベストテン」、「歌のトップテン」の注目曲コーナーに登場。作詞・麻生圭子、作曲・山本達彦。重量感あるサウンドながら上品なイントロに続いて理恵ちゃんの口から出た言葉は♪どこまでなら許される キスの次…知り合ったら その日ではいけないの…。仕舞いには♪私なんでもできるわッ!と啖呵をきる大胆な歌詞にビックリ!谷村新司に「ガラスケースに入れて飾っておきたくなるような子」と絶賛された程の可憐なルックスから発せられる低音(野太い!?)ボイスにビックリ!想定外が2度続きインパクト大デシタ。

デビュー程なくして、月曜ドラマランド「藤子不二雄のバケルくん」に主演し、一人二役を演じ女優業もスタート、1stアルバム「PREMIER」もリリースし、周囲からの期待の高さが窺い知れた。

「PREMIER」(87)…デビュー曲の中森明菜路線をベースにしたアルバム。アイドルらしい可愛い曲、コミカルな曲も隠し味的?に収録されています。中森明菜を最も意識したであろう「反(アンチ)レトロ」は必聴の作品。♪帰らせてもらう…、♪関係ないわぁぁあ~、♪さみしい時代ねぇ、♪価値感の不一致ね…ツッパリ言葉のデパートやぁ!(彦摩呂?)理恵チャンのこの路線、あなたはお好き?

ベビーフェイスと低音の歌声のギャップを活かしたであろう、この路線は、歌謡曲ファンの間でも賛否両論の雨嵐状態。これは、最大の魅力でもあり、最大の違和感でもあると言えるだろう。

続く2nd「ターミナル」もこの路線でリリース。3rd「人見知り」もマイナー+重い楽曲となる。ファンの間では、明菜路線に固執することに疑問の声もあり、徐々に売上もダウンしていく。しかし、新人歌手のなかではトップグループの支持を得ており、数多くの新人賞を獲得する。

「ターミナル」(87/オリコン最高12位・3.4万枚)…作・編曲は「ミ・アモーレ」の松岡直也。プチ「ミ・アモーレ」といった趣き。歌前トークでは、「恵」の右上に「`」をつけるのが本来の表記ということが、よく話されていた。テロップにご注目!

「人見知り」(87/オリコン最高21位・2.3万枚)…作曲・飛鳥涼。写真は「FNS歌謡祭」での理恵チャン。「第29回日本レコード大賞」新人賞もゲット!(最優秀新人賞は立花理佐)。売上げが”ジリジリ地盤沈下”状態なのに、明菜路線に固執したのは、なぜの嵐?レコード会社が明菜所属のワーナーだったから、この路線で夢をもう一度?

87年の大晦日には、酒井法子、BaBe、立花理佐、坂本冬美ととも「第29回日本レコード大賞」新人賞に入選し、大きなステージで歌い収めとなる。

好調のように見えるが、成功したとは言えない状態であり、88年が明けると直ぐに可愛いらしい楽曲をリリース。路線変更となるが、ブレイクには至らず。

「Kissよりつねって」(88/オリコン最高28位・1.5万枚)…ノリがよくて、可愛らしさもアピールできる典型的なアイドルポップスをやっと!!リリース。そして、ピンクの衣装にブリブリな振り付けに、そしてスイートなお声!(理恵チャンはやればできるコ!)。良曲だと思いますが、今更感ハンパなく…ソレはソレでまた衝撃(笑撃?)デシタ…(滝汗)

「ソノ気にさせて」(88/オリコン最高72位・0.6万枚)…キューティーお色気路線という趣。♪キスはノンノン…♪それじゃダーリン!と可愛らしい。作曲は鈴木慶一。系列事務所の渡辺美奈代チャンのボツ曲だとか?スタッフの理恵チャンへの期待度が薄れたってコト?正直、アイドルとしては賞味期限ギリギリッ!また、アイドルシーンも冬の時代へ突入デシタ。

この年、映画「この胸のときめきを」に主演し、好評を博す。この頃より軸足を徐々に女優へ移していく。

90年に入り、女優業はブレイクとまでは言えないものの、2時間ドラマなどの出演、単発であるが「花とおじさん」でドラマ主演したりと好調。しかし、まだまだ世間的にはアイドル上がりの女優という印象であったであろう。そして、歌手活動も引き続き行っていた。

●女優業へと軸足を移す

映画「この胸のときめきを」(88)…主演作。恋愛小説を書いているくせに自分は恋に憧れるだけ、友達の恋を応援するのが精いっぱいのメガネをかけた文学少女・矢島メロンを演じた。京都を舞台に、高校生にヤクザも加わり、笑いあり涙ありの群像劇。全編オールディーズの楽曲がかかる。出演者:松下由樹、南渕一輝、保阪尚輝、宍戸錠、田中邦衛、本田博太郎など。監督:和泉聖治。

「花とおじさん」(90)…実話を基にした単発ドラマ。子供を亡くし、酒浸りの日々を過す舞台演出家と、 ミュージカルの舞台を夢見る瑞希が出会うも、骨肉腫が発覚し…。主題歌として「花と小父さん」(89)もリリース。伊東きよ子のカバー作品。時代はバンドブームであり、ヒットに至るのは難しい感じ。音楽番組出演時は、花を持ち、頭に花をつけて、グリーンの衣装(茎のイメージ!?)での歌唱。佇まいは美しく、表現力も増して、女優サンという雰囲気。

そんななか、小学生からお年寄りまで、視聴者の幅が非常に広いNHKの朝ドラのヒロインに選ばれる。山本陽子とともにダブルヒロインとして、「京、ふたり」で主演を張ることに。漬物屋の跡取り娘をみずみずしく演じ、一気に知名度を上げた。

●朝ドラ主演

「京、ふたり」(90-91)…ヒロインの愛子を熱演。毎シリーズごとに、主演される俳優がかなりの注目を集める。これでアイドルのイメージを払拭し、女優へ転身。ホっとひと安心の笑顔?内容は130年続く京漬物の老舗が舞台。幼いころ離婚した母(山本陽子)が18年ぶりに戻ってきて…。ふたりの葛藤や家族の絆を、変わり行く京都を背景に描いた…というもの。平均視聴率は35.6%、最高視聴率は41.6%。

ドラマは高視聴率を獲得し、女優としての活動が活気づいていく。主な主演作は、「千代の富士物語」(92)、「裸の大将放浪記」(93)、「味いちもんめ」(95)など。数多くのドラマに出演した。

国税庁「確定申告PR」(91)のCMにも登場。ドラマ「千代の富士物語」(92)に出演などドラマ、CM、バラエティ番組など、いろんなところで理恵チャンを見る機会が増えました。欲を言えば、NHKの朝ドラ「京、ふたり」の他に、もうひとつ代表作がほしいところでしたネ。

92年には、シングル「ミ・ディオス 〜RAILA〜」をリリース。その後、93年に、1枚のシングルとアルバムを発表し、短期間であるが、再度、歌手活動を行っていた。

「ミ・ディオス 〜RAILA〜」(92)…作詞は本人!
異国情緒路線(また明菜風?レコード会社は変わったのですが…)で活動開始。
大人の歌手としての活動も視野に入れているのでは・・・と期待したが…。
歌手としてはやはり花開けなかった。残念でした。

彼女の芸能生活のなか、いちばんスポットライトが当たったのではなかろうか?と思われることが起こる。

将棋棋士の羽生善治とのロマンス、そして結婚である。

この件は、各メディアで大きく報じられた。95年7月に婚約を発表し、96年3月に結婚となる。そして、芸能活動を引退。(その後、二児の母となる。)

ふたりの出会い…94年、彼女が連載をしていた対談の最終回の相手が急遽都合が悪くなり、羽生が相手となったことが、きっかけと聞く。1年足らずの交際でのスピード結婚は羽生からの猛烈なアプローチだった。結婚直前には、東京駅でホームレスに腰のあたりを蹴られ、救急車で運ばれ、入院する事件もあったが、無事結婚。

引退してからは、98年に完全無農薬のおにぎり店「リトルキッチン」を開いたことが話題となったが、翌年には、閉店し、その際もワイドショーで扱われた。

基本的には、引退後は表舞台には登場しない姿勢をとっている模様。2017年には、過去自身が受けた中傷(事実無根の武豊と佐野量子との三角関係の報道)や「羽生叩き」についてなど、「メディアとネットの情報拡散の恐ろしさ」について、18回に及ぶツイートで言及したことが、一部で話題になった。

●書籍・CD・DVDなど———————————————————

●参考文献など———————————————————

Idol.ne.jp 畠田理恵「ここだけの話~オフレコ~」


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